甘い物を食べてストレス解消!でも栄養バランスには気を付けて


なぜ甘い物を食べると、リラックスできるのか?

気分が晴れなかったり、イライラしている時、スイーツ類を食べてストレスを解消する人も多いと思います。実際、甘い物を食べると気持ちが軽くなったり、リラックスしますよね。これは脳内で「エンドルフィン」というホルモンの分泌されるためだと説明されています。「脳内麻薬」とも呼ばれるエンドルフィンには、多幸感をもたらす作用があり、砂糖など甘い物にはその分泌を促す働きがある訳です。だからと言って、甘い物ばかり食べていると、肥満や糖尿病の原因になるのは言うまでもありません。

ストレス軽減には、ビタミンB群やカルシウムも必要

しかも糖類を摂り過ぎると、それを消化するのに大量のビタミン類やカルシウムを消費してしまいます。例えばビタミンB群は糖類を脳の活動に必要なエネルギーへと変換する働きがあり、カルシウムには神経の興奮を鎮める働きがあります。仮にこれらの栄養素が不足すると、ストレスに対処できるだけのエネルギーが脳に供給されなかったり、不安感やイライラが増すでしょう。そのためビタミンB群を多く含む豚肉や鶏卵、カルシウムの豊富な小魚や乳製品なども意識して摂るべきなのです。

尚、鶏卵や乳製品には、精神を安定させるホルモン「セロトニン」の材料となるトリプトファンも多く含んでいます。ストレスの軽減には、他にもビタミンCやE、タンパク質、マグネシウム、乳酸菌なども積極的に摂取したい栄養素です。要するにバランスの良い食事が大切だということ。そして食事内容の見直しだけでなく、日中は適度に身体を動かし、夜は質の良い睡眠を取るようにしましょう。健全な生活習慣を身に着けることが、ストレスフリーへの第一歩となります。

品川の心療内科には、オンライン受診を開設しているところがあります。カメラ機能付きのパソコンを使って、医師の問診を受けることが出来ます。